飛鳥寺では四季折々の花が楽しめます。
春は桜から始まり、白くて可愛い花をたくさん実らせる利久梅(リキュウバイ)や、梅の花に形が似ている黄色い花の日向水木(ヒュウガミズキ)、梅雨の時期は7月の初めまで紫陽花が楽しめます。
飛鳥寺に続く坂道とてらすの建物の隣には青や水色、うす紫やクリーム色、墓地の奥には紫色の紫陽花が咲きます。
その中でも珍しい種類の紫陽花があります。下の写真を見て下さい、花びらの部分が内側に丸まっています。
可愛いですよね。
実はこの紫陽花、花びらが丸まっていないものも混ざって咲いているんです。不思議ですよね。
調べてみると、江戸時代にガクアジサイがウイルスに感染してしまい、このように丸まった花が咲いた事があり、これを1つの新しい品種として殖やしていったそうです。
名前はオタフクアジサイ(別名:ウズアジサイ)ポップコーンとも呼ばれています。

こんな可愛い紫陽花をてらすにお参りに来られる方にも楽しんでいただくため、カウンターや祭壇にも飾っています。見たお客様からも「珍しいね」と声をかけて下さり、スタッフとの会話も弾みます。


この珍しいオタフクアジサイがどこに咲いているのかは、てらすに来られた際にぜひ探してみて下さいね。

紫陽花の見頃は少し過ぎてしまいましたが、今からの時期ですと、てらす建物の奥の方にも白いムクゲの花が綺麗に咲いていますのでぜひ見て行って下さいね。